ザックリと次はヴェネツィアへ行く事を決め、後のことはヴェネツィアで考える事に
とりあえずヴェネツィアまでの移動費などをボローニャにいる間に稼がなくては！と思うのだが、いつもの様に計画性がないので目標金額などは決めずに稼げるだけ稼ごうと勢いづく
しかし、思いっきり風邪をひいて５日間位撃沈してしまう
ヨーロッパで風邪をひけばそれはそれで得るものがある
ヨーロッパはメディカルハーブや自然療法が進んでいるので友達の奥さんが蜂蜜から作られた喉に効く薬や漢方的なハーブティーを飲ましてくれた。また、カモミールを鍋いっぱいに炊きその湯気に顔を当てタオルで覆って蒸す。など、色々とやってくれて風邪の治療をしてくれた
撃沈している５日間、バスキングはできなかったが買ってきたワイン３本はしっかり飲んだ
元気になってバスキングは毎日した。日々まあまあ順調でなんとか稼げたし沢山のグラッツェをもらった
途中エッシャー展があっている事を知る
エッシャー好きな僕はたまたま日本から持ってきていたエッシャーに魅せられた男たち 
を持ってきて読んでいたのでエッシャーが俺の作品を見ろと呼んでいるのだと勝手に運命を感じ見に行った
エッシャー展は写真を撮れなかったのでほとんど写真はない
生で見るエッシャーの絵はとてもパワーをくれた。ミニマル音楽みたいなストリーが永遠に続く様な作品は音楽を作る上でもとても参考になった
あまり長く友達の家に居座るのも悪いので早く稼いで出発をしなければ
結局合計５日か６日くらいバスキングはできた。友達といろんな所にご飯を食べにいったりしたが４万円くらい貯まったのでそろそろ出発する事に
ボローニャでは友達の子供を保育園に預けに行ったり、ボローニャで一番人気のカフェで朝ごはんを食べたり、イタリア人がやっている生活を体感する事ができたのだと思う。今考えるとイタリア人の生活のリズムはせかせかしてない余裕のある時間が流れていた
ボローニャに入って12日か13日目にヴェネツィアに向けて出発する事に
出発の早朝、いつもの様に友達の奥さんが入れてくれるエスプレッソをお湯で割って飲み友達がボローニャ駅まで送ってくれた
ヴェネツィアへは確かボローニャから電車で3〜4時間かかった
また頭の中で「世界の車窓から」を流しながら、本を読んだり景色を見たり
日本でも電車の車窓から景色を見るだけで楽しいのだけど海外だと自然の色や家の形。車の形、駅の雰囲気、など色んなものが日本と違うので、飽きることなく景色を見ていられる
特にヴェネツィアへ入る時は本当に感動した
ボローニャからずっと陸の上を走っていたのだがヴェネツィアに近づいた時、海の上を電車が走りだす、海の上に線路がありその上を電車が走る。電車の中から見える景色は、海面の先に見える水の都ヴェネチアィア。歴史ある街並みがどんどん近づいてくる。本当に感動した！是非ヴェネツィアに行く時は電車で入ってこの感じを味わって欲しい
しかし、この光景すら写真に撮ってない自分が今は信じられない…
昼前にはヴェネツィアに到着
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