以前のこのサイトが消える前に書いてた路上ライブの可能性という記事が人気がありましたのでまた書いてみる事にしましたが5%くらいしか内容を覚えてないので全く違った感じの記事になるかと思います
僕が路上ライブ=バスキング を始めてから感じた可能性
僕が路上ライブを始めたのは音楽はもう辞めようと思った時でした。ただやめるのであればやめる前にやれるだけやってみよう。好きなことだけをやって生きて行こう。音楽だけしか、やらないというスタンスをとってみようと決めたのがキッカケでした
まず音楽以外のことは全部やめました。生きるためにやっていたバイトもやめました
さあただここからが大変です。まず音楽だけで食っていくと決めたところで仕事は入ってくるわけではないからです。音楽をやって稼がなければ飯が食えません
さあどうするか。僕は、とりあえず路上で演奏してチップを稼ごうと考えました
名刺代りに自分のCDを置いていた方が良いんじゃないかと思い、MACに入っている音楽ソフト。ガレージバンドでソロギターを録音しました。初めてのことで全くわからないながらもなんとか自作音源を録りCD-Rに焼いて挑戦する事に
しかしです。いざ路上ライブに向かおうとした時、とてつもない緊張が押し寄せたのです
なぜなら、それまでバンドスタイルで路上ライブはしたことはあったけど一人だけで路上で演奏なんかしたことがなかったからです
もうやってもないのに恥ずかしさでいっぱいになり一体どうしたら良いのかという不安と緊張が。。。
やっぱやめとこうかな、いや頑張ろう。とか昼から夜まで悩み、とりあえず現場に行ってみようと思い渋谷に行きました。が、一体どこでやるのがベストなのだろう。ここでやろうかなと思ってもなかなかやる勇気が出ない。やっぱ帰ろうかなココでやってみようかなと悩みながら2,3時間を経過させ、やっと決意し大胆にも渋谷駅の一番明るいところでやってみました
CDはチップ制にし、CDを持って行ってくれる人が値段を決めてチップを置いて行ってもらうというスタンスです
始めは、もう全く見向きもされません。誰も立ち止まらないし誰もCDも持っていかない。心は完璧に折れてたのですがとりあえず弾き続けました。そしたらちらほらチップを入れてくれてCDを持って行ってくれる人達が現れたのです
初めての日はチップを払ってCDを持って行ってくれる人がいる、というだけでも嬉しかったのですが、なんと2時間くらいの演奏でチップで五千円弱稼いだのです。バイトするより良いじゃん!と思いなんとかやっていけそう!と幸先良いスタートを切りました
が次の日です。なんと2時間くらい演奏して5枚くらいCDもなくなったのにも関わらずチップが全く入ってなかったのです。いやコレ、生きていけんやん…と、とてつもなく悔しい思いをさせられました
なのでCDに値段をつける事にしてみました。
1枚1000円と紙に書いて演奏をしました。そしたらその時の演奏が良かったのか奇跡的に一瞬にして7枚のCDが売れ一曲の演奏で7000円を稼いだのです
いやコレそーとー生きていけるやん!とその時、確信したと同時に1000円でCDを買って行ってくれた人達の為にも、この値段以下の料金でこのCDは絶対に人に渡さない。僕は音楽以外のことでは稼がないと心に誓ったのです
それから2年間、東京と神奈川の至る所で毎日路上ライブをしました
普通にバイトしてた時よりも生活がすごく安定してきました
路上で演奏して得られる事はお金だけではありません。演奏も確実に変わります
常に人に見られながら演奏しているので家でギターの演奏をする時と全く意識が違います。どういう時に人は足を止め、どういう時に人は去っていくのか聴いている演奏に飽きるのかなど、めちゃくちゃ考えさせられます
あと どこでも弾けるぜという勇気 も得られます
あと缶コーヒーもそーとーもらえます
そして何よりも路上をやって本当に良かったなと思える事は、本当に沢山の人に出会い本当に沢山の人達と知り合うことができたという事です。路上で出会った方や路上で繋がった人のライブで演奏してまた沢山の人と繋がってと、今でもその時のつながりがまた新たな繫りを生み出してくれてます。そして今でも僕は世界中で演奏しているので世界中の沢山の人達と日々繋がっていくことができています
沢山の人達がパワーをくれます
路上ライブをやっている時に声をかけられてラジオにも5回出演させてもらいました
またインターFMというラジオに出たつながりでKADOKAWAよりCDデビューもしたりしました
どこにでもいけます。どこにでもいける気がします!
路上ライブにはそーとーな可能性があります
自分がやりたい!と思う方向へ進めば宇宙は味方してくれるのです
家で練習するくらいなら人前で演奏しよう
追伸 許可の無い所での路上ライブは道路交通法により違法です