諦める

  • 2018年4月1日
  • 2022年9月29日
  • 日記
  • 98回

諦めるという事と辞めてしまうという事は似ているようで違っていて

辞めてしまうとそこで何もかも終わってしまうんですが諦めるという事は受け入れるという事でもあるのでそこから違うものが生まれてくるという事でもあるようです

人から良く見られたいと思っている間は色々と無駄に努力したり色々悩んだりするんですが、別にどう見られても良いと思った瞬間から何のストレスもなくなるわけです

武士道の中では諦めるという事を良しとしていてこういう話があります




江戸時代、徳川家光の頃、徳川家の指南役、柳生但馬守という超剣豪がいました

ある時、柳生但馬守の所に剣を教えてくださいと1人の男が現れ「私はこの上なく剣が弱くどうしょうもないので私に剣を教えてください」と言ってきたそうです

いざたちあってみると

その構えオーラから柳生但馬守は「参りました、貴方は何かの流派を極めているに違いない。私は貴方には勝てません」と言ったそうです。

でもその男は「私は何も極めておりません。いつ殺されて良いくらい弱いのです」

柳生「貴方は普段何をしておった?」

男 「何もしておりません。あえてやっていた事と言えば、自分は戦っても誰にも勝てないので常にバッサリ真っ二つに斬られる所をいつも想像しておりました。今では慣れてしまって斬られる事が怖いとすらも思いません」

柳生「それじゃ!斬られる事を怖いと思ってない相手に私は勝てません」

といったコントの様な有名な話があります

僕、超上がり症で悩んでたのですが、このような武士道とか禅の思想を取り入れるようになってLIVEをする時や大勢の前に立つ時など、ほぼ全くと言って良い程、緊張しなくなりました

なぜなら大勢の人にどう見られても構わないと諦めたからです

何かどうしても解決しない悩みがある方、諦めると言う選択も悩みの解決方として抜群に効くので是非やってみてはいかがでしょうか

 

この武士道の話はこちらの本に載ってます

新訳 弓と禅 付・「武士道的な弓道」講演録 ビギナーズ 日本の思想 (角川ソフィア文庫)

 

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